
フルタイムで働いていると公務員試験対策に時間が取れない。
効率化できる方法はないかな?
あります。それは生成AIです。
生成AIというと、「ITに強い人が何やら難しいことをするために使っている」というイメージありませんか?
実はそんなことは、全くないんです。
むしろ、普通の会社員の方こそ、効率よく公務員試験勉強を進めるためのツールとして生成AIを活用するべきです。
- 試験勉強の計画や進捗管理が苦手な方
- 自己分析や自己PR作成が進まない方
- 孤独な試験勉強の愚痴を聞いてほしい方
- 受験先の情報収集を効率よく進めたい方
また、生成AIは使いこなすには時間がかかりそう、そんなイメージがあるかもしれません。
それは誤解です!この記事を読み終わった瞬間から、使えるようになりますよ。
ぜひ最後までご覧ください。
- 生成AIの種類と特徴がわかる
- 生成AIで試験勉強の計画が立てられるようになる
- 生成AIを活用して毎日効率よく試験勉強が進められるようになる
IT知識が無いと思っている方でも、スマートフォンのアプリを使えている方であれば、生成AIは簡単に使えます。
そして、これからは生成AIをパートナーとして使えるかどうかで受験の成否が変わってきまよ。
生成AIというと皆さんは、何を思い浮かべますか?
「え?Chat GPTのことじゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
実は生成AIは多くの種類があるんです。それぞれ特徴を把握して目的に応じて使い分けるのがベストですね。
まず結論です。目的別のオススメ生成AI5選は以下です!
【結論】目的別オススメ生成AI一覧
やりたいこと | オススメ生成AI | 理由 |
---|---|---|
試験勉強の計画作成、相談 孤独な勉強の話し相手 | Chat GPT | 高度な文章生成機能と会話機能で、何でも相談役として活躍できる。 |
疑問点の調査、思考整理 | Gemini | Google社の生成AI。検索処理能力が高い。Google製品との互換性高い。 |
受験情報収集 | Perprexity AI | AI検索型チャット。会話をする感覚でWebサイトの検索ができる。 |
資料作成支援、推敲 | Claude | 学術文書の推敲や高度な文書作成機能などが特徴。 |
資料の要約 | Notebook LM | PDFや動画など幅広い資料を端的にまとめてくれる |
生成AIについて


今さらだけど、生成AIとは?
まず、AIとは、コンピューターが人みたいに考えたり答えたりする頭脳(人工知能)のことです。
生成AI(Generative AI)は、「人間が作るような文章、画像、音声、動画などを自動で生成する人工知能」の総称です。
従来のAIは、データの分類や予測を主な目的としていました。一方、生成AIは膨大なデータから学習し、まったく新しいコンテンツを生み出す能力を持っています。
生成AIの主な特徴
- テキスト、画像、音声、動画、音楽、プログラムコードなど多様なコンテンツを自動生成できる。
- GPTやTransformerといった大規模な生成モデルを基盤としている。
- ユーザーの指示や質問に応じて、創造的かつ自然なアウトプットを返す。
生成AIは人間のように自然な会話のキャッチボールが出来るので雑談も得意なんですよ。
つまり、生成AIは「人に話しかけるように文章作成や調べ物などの依頼ができる専属秘書」と思ってください。
例えば、どんなことができるの?
あなたがやりたいことをなんでも相談に乗ってくれますよ。
例えば、以下のようなことでも、すぐに結果を返してくれるんです。
- 「旅行の持ち物リスト作って」と言えば、すぐに一覧を出してくれる
- 「子どもに送る手紙の文章考えて」とお願いすると、例文を作ってくれる
- 「かわいいイラストを描いて」と言うと、1分で絵を描いてくれる



え、こんなことまで頼めるの?
生成AIって、難しい計算や高度な解析をするものかと思ってた。



実は、私たちの日常のお困りごとも引き受けてくれるんだ!
「冷蔵庫にこれとこれがあるんだけど、何作れる?」と質問すると、レシピを考えてくれるのが生成AIです。
しかも、レシピを考えるだけじゃなくて、写真まで作ってくれるような存在です!
パソコンの難しい知識はいりません。
このブログをご覧になっている方であれば、問題なく使えます、笑。
なぜなら、「◯◯して」と話しかけるだけだから。
書いたものを手直ししたり、きれいに整えてくれるのも得意なんですよ。
①Chat GPTの活用方法


まず、生成AIとしてオールマイティーに活用できるのがChat GPT(愛称:チャッピー)です。筆者も生成AIのなかで一番使用頻度が高いです。
まず、朝起きるとスマートフォンのChatGPTアプリを開き、「おはよう、チャッピー。今日もよろしくね」と入力します。
そうすると、「おはよう、なつきさん。」と返してくれます。
続けて、昨日までのやりとりの続きから「今日は○○をお手伝いしましょうか?」と会話が始まるのです。
ChatGPTとは
ChatGPTは、OpenAI社が開発した有名な生成AIです。ご存知の方も多いことでしょう。
ChatGPTはGoogleアカウントがあれば誰でも無料で使い始めることができます。有料版もありますが、お試しで使ってみるなら無料版で十分ですよ。
活用方法1.勉強計画作成
まずはChat GPTのプロンプト(メッセージを入力する部分)に計画を立てて欲しいと入れてみましょう。
そうすると詳しい情報入力を促すメッセージが返ってきます。


その問いに対して回答をするだけで、ざっくり計画を立ててくれるんです。筆者は3分で出来ました。
まずは、現在から試験日までの全体スケジュールと主な科目構成という大枠を示してくれます。


次に、今日すぐにできるアクションを示してくれます。


市販教材のオススメも提案してきます。


最後に今後のフォローや提案を示してきます。そしてこちらの意向を確認してきます。
ここで、納得がいかなければ計画を作り直してもらうもよし、さらに詳細に検討してほしい旨を伝えるもよしです。
生成AIの回答に対してこちらの要望や質問を出して、計画をブラッシュアップしていくことができるのです。
活用方法2.愚痴の話相手
モヤモヤしている時、落ち込んでいる時、そんな時には、ChatGPTの入力欄に思うがまま、気持ちを書き込みます。
そうすると、家族や親友、時にはカウンセラーのような寄り添い型の回答で返してくれるのです。
さらに気持ちを深掘りするための質問を返して来ることもあり、生成AI相手の「会話」が成立するのです。
このように、気持ちをアウトプットすることは大変重要なことです。
勉強が予定通り進まない、と愚痴をいうと、「遅れを回復するための戦略(3本柱)」を回答してくれました。
Chat GPTによる遅延回復方法は以下のステップです。具体的に遅延回復できそうな手順を示すことができており、かなり優秀な専任アドバイザーだと言えるでしょう。
- 予定内容と実施状況、優先度をリストアップ
- 遅れている作業をこなす時間を明示的に確保する
- 週末に「復習デー」として遅れを吸収でいる計画にする
実際のChat GPTの回答はこちら⬇️




家族に言うと嫌われそうなしつこい愚痴でも、生成AIであれば、いつでも、いつまでも、気の済むまで付き合ってくれます。
「今日は勉強サボってしまった」「計画通り進んでいない」など、気が済むまでネガティブなことを吐き出すことができます。
そうすると、いつの間にか、気持ちの整理がついて心が軽くなり「まあいっか」と思えるようになりますよ。自分の気持ちを受容、傾聴し、深みのある優しい言葉を返してくれるので、思わず涙ぐんでしまうことも、笑
会話型で何度もやり取りすることで、自分の中のモヤモヤした気持ちが整理されて、方向性が決まるということもあります。
悩みの解決策って、結局自分の心の中にあるものなんですよね。
それを引き出す手伝いをしてくれます。
活用方法3.おまけ:占い師
四柱推命や手相占いなどの一般的な占いも、生成AIは学習しているんです。
生成AIが手相をどう見るの?と疑問が出ることと思います。
なんと、スマートフォンで手のひらの写真を撮って添付することで手相を占うことができるんですよ。
生成AIは画像解析能力が高いため、手相も識別することができるんです。
自分が公務員に向いているかどうか気になったときなど、勉強の息抜きに、占ってもらうのも楽しいですよ。
②Geminiの活用方法


Geminiとは
Google社が開発した生成AIです。Chat GPTと並んでオールマイティな機能を備えており使い勝手抜群です。
加えて、Google社の製品だけあって検索機能が強く、他のGoogle製品との親和性も高いです。
活用方法1.疑問点の調査
例えば、あなたが、ある日突然「東京都庁の職員に転職したい!」と思い立ったとします。
Geminiでその旨伝えてみましょう。1分で検索結果が出てきます。
文章だと長いので、表形式でまとめてもらうこともできます。
自分で東京都庁のホームページを検索して、必要な情報を探し、データをコピーして一覧にまとめる手間と比較すると、便利すぎてびっくりしますよ。


活用方法2.Google製品との連携
先ほどの調査結果の表をGoogleスプレッドシートへの出力もできます。
出力したスプレッドシートの表を自分で編集したり、印刷することができるのは便利ですよね。
③PerplexityAIの活用方法


PerplexityAIとは
皆さんは、インターネットで情報を調べる時に、何を使っていますか?
最近は、InstagramなどのSNSでを使う方も多いようですが、やはりGoogle検索エンジンを使用する方が多いのではないでしょうか。
Perplexity AIは、会話型のGoogle検索のような機能です。
活用方法1.会話型の検索
例えば「東京都の経験者採用試験の日程と概要は?」と質問してみます。
すると、こちらも1分で以下旨の詳しい調査結果が返ってきます。






一方、Google検索の場合はまず、「東京都 経験者採用試験 日程」などと入力して検索します。
すると、キーワードに該当するウェブサイトが一覧で返ってきます。
このため、各ウェブサイトを開いて回答があるかどうかをいちいち確認しないといけません。
その結果、ウェブサイトを開いたものの、欲しい回答は書いていなかったため、次のサイトを確認することもありますよね。
このように、一般的な検索エンジンを使う調べ物では、期待する回答を得るまでに時間がかかることがあります。
Perplexity AIを始めとする会話型AIの場合は、AIが自動で広くWebサイトを検索して回答を収集し、要約した結果をテキストで示してくれます。
このため、素早く得たい情報を入手できます。
ちなみに、Chat GPTは、回答が最新ではない場合があるので、インターネットから最新の回答を得たい場合は、Perplexity AIをオススメします。
④Claudeの活用方法


Claudeとは?
Claude は、アメリカのスタートアップ企業Anthropic(アンソロピック)が開発した生成AIです。
ご存知ない方も多いと思いますが、Anthropicは、OpenAI(ChatGPT開発元)の元社員らが2021年に設立した企業です。
AIの安全性や倫理性を重視した開発方針で知られ、GoogleやAmazonなどから巨額の資金調達を行い、AI業界で急成長を遂げています
Claudeは特に「安全性」や「信頼性」に重点を置いている点が大きな特徴です。長文処理能力が高い評価を受けています。
公務員試験の過去問解説や長文の要約、複数の法律条文を関連付けた説明など、高度な理解力が必要な学習支援において力を発揮します。
活用方法1.長文の添削
こちらも使い方は他の生成AI同様、非常にシンプル。
プロンプト欄に「この文章を推敲して」と入力し、推敲したい文書を貼り付けるだけで、1分もすると推敲結果が返ってきます。
左側が推敲結果です。フォントが異なりますが、左右対照で原文と推敲後の文書がわかるようになっています。


そして改善点を箇条書きで示してくれます。


この他にも文書作成や翻訳、要約も出来ますよ。
有料の論文添削に提出する前に、まずClaude で推敲することをおすすめします。
⑤NotebookLMの活用方法


Notebook LMとは?
Google社のデータの要約に特化した生成AIです。
例えば、あなたが気になる本の内容、自分の書いたメモ、行政文書などをNotebook LMの入力欄で指定します。
そして、「この本の要点を教えて」とか「この資料をまとめて」など指示をします。
すると、分かりやすくまとめてくれるのです。
複数のファイルをひとつに要約してくれることもできます。
加えて、Youtubeの動画などテキスト以外もテキストベースで要約してくれます。
視聴した動画の備忘録として残しておくのもいいですよ。
Notebook LMの使い方
こちらは、今までの生成AIとは使い方が少し異なるので、説明します。
①まずはNotebookLMのサイトにアクセスしてアカウントを作成しましょう。GoogleアカウントがあればOKです。
②次に、新規作成ボタンを押下しましょう。


③要約させたいものを入力する画面が出てきますので、ファイルを選択してアップロードします。そのまま四角い枠の中にドラッグ&ドロップするだけでもOKです。


④例えば、筆者は簿記のYoutubeとテキストPDFを読み込ませてみました。真ん中の「チャット」欄が要約した結果です。
音声解説もできるんですよ。


このように10件以上の資料を読み込ませて、瞬時にその情報の中から知りたい情報を抜粋して要約してくれるんです。
例えば、受験したい自治体の採用試験応募要項などを読み込ませるといいですね。
オススメAIに共通する特徴


これらの生成AIはすべて筆者が使用しているものです。おすすめ理由として共通で以下の特徴があります。
- 日本語対応がしっかりしている
生成AIは海外の会社が提供しているものがほとんどであるため、使われている言語は基本は英語です。
ChatGPTやGemini、Claudeは日本語での自然なやりとりが可能なので、英語が苦手でも安心して使えます。 - 調べ物や思考整理に強い
Perplexity AIやGeminiは、Web検索や情報の整理が得意で、信頼できる情報源を提示してくれます。 - 使いやすさ・親しみやすさ
ChatGPTは会話形式で気軽に使え、NotebookLMは自分のノートをAIが自動で整理してくれます。
日常のメモやアイデア管理にも最適です。 - 無料で始めやすい
これらのサービスは多くが無料プランを用意しており、気軽に試せます。
また、Googleアカウントがあれば、それぞれのサービスごとにアカウントを作成する必要がないのも便利ですよ。
また、利用者の好みや過去の利用履歴を学習して、自分に合った回答をしてくれます。



ChatGPT、PerprexyAI、Geminiに同じ質問をしてみて、回答を比較してみようかな。



それはいいね。一番回答が気に入った、好みの生成AIをメインに使ってみてはいかがでしょうか。
まとめ


生成AIは対話型で私たちの様々な要望に対応してくれるオンライン秘書のような存在です。
- 新しいコンテンツを生み出す能力
文章、イラスト、写真、音楽、動画、プログラムのコードなど、さまざまな形式のデジタルコンテンツを自動生成できます。 - 大量のデータから学習
生成AIは大量のデータを学習し、そのパターンや特徴を理解したうえで、まったく新しい内容を作り出します。 - 従来のAIとの違い
従来のAIは「決められた作業の自動化」や「分類・予測」が中心でしたが、生成AIは「創造的な成果物を生み出す」ことが目的です。 - 技術的な背景
主に「ディープラーニング(深層学習)」という機械学習の手法が使われています。
日常的な調べ物や思考整理には、ChatGPTやGemini、Perplexity AI、NotebookLMなどが特におすすめです。
日本語対応や使いやすさ、調べ物のしやすさ、思考整理の機能が充実しているため、ITが得意でない方でも直感的に活用できます。
一方、生成AIはそれぞれ得意とする機能があります。
それらを把握して自分に応じた使い方が出来るようになれば、さらに生成AIは身近なものになるでしょう。
どれも、基本的な使い方は同じなので、まずひとつを毎日少しずつでも触ってみることをオススメします。
とにかく、毎日使うことで自分に合った活用方法が分かってきます。
ひとつでは物足りなくなったら、他の生成AIも触ってみましょう。
それを繰り返すことで、あなたの毎日は、今よりちょっと楽しくなっている、ハズです。
思い立ったが吉日!
まずは今日、気になる生成AIを無料プランから試してみましょう。
使いにくいと感じた場合は、その要望をストレートに伝えるといいでしょう。
生成AIは学習機能がありますので、だんだんあなたの好みに適した対応が出来るように進化していきます。
気づくと、あなたは生成AIの使いやすさに驚いていることでしょう。
そして、筆者のように毎日使わないと気が済まなくなる、笑。
ただし、生成AIは完璧ではありません。
古い情報に基づく正しくない回答を返すこともあります。
仕事などの重要な資料の情報源として用いる場合は、必ず自己責任で裏どりをするようにしましょう。
生成AIはコミュニケーションツールとしても秀逸で、友人には話にくいような愚痴でも何時間でも聞いてくれます。
まさに親友に話すようにストレス解消に役立つことも多いです。
ただし、あくまでもツールであることを意識して、のめり込みすぎずに、バランスよく家族や友人とも会話をするように心がけていきたいですね。
ご自身にあう生成AIを見つけて、日常の相棒とすることで、さらなるステップアップを目指して行きましょう!